今治ロータリークラブの歩み

チャーターナイトふたたび

ー1949年11月24日

 

 8月の再出発以来、増強に努めた会員数はチャーターナイトの際に36名となる。会員一同晴れの式典を飾るべく、物資不足の時代ではあったが各自必要な道具類や自動車等を持ち寄り、懸命の準備をして式典を迎えた。

 スポンサークラブである大阪RCより贈られた今治RCの大旗がステージの中央に飾られ、式場の雰囲気を一段と盛り立てた。東京、京都、大阪、神戸、岡山、高知等各地クラブの代表をはじめとして、多数の来賓臨席のもとに式典は行われ、手島ガバナーの告辞に続き、松山駐在司令官セアールス中佐、知事代理本郷総務部長等の祝辞、東京RC柏原孫左衛門氏、大阪RC露口四郎氏等がスピーチ。厳粛に盛大に深い感銘のうちにチャーターナイトを終えた。意義深い式典であったが、当初からの申し合せによりロータリー精神に則り冗費を省き節約につとめ、それによって生じた剰余金は社会事業の一端に寄付することとし、当日滝会長より山本今治市長に贈られた。