友愛と奉仕

ロータリークラブにおける五大奉仕とは

日本のロータリーで言う「奉仕」は国際ロータリーでは「service」。
言葉の肌感覚、という表現が正しいかどうかはわかりませんが、
両者の意味合いに少し違和感を覚えるかも知れません。
実は和訳する際に適当なことばがなく、困った末の苦肉の策なのだそう。
それはともかく、私たちは奉仕を大きく5つの柱に分けてクラブ運営しています。

JFAアカデミー今治の皆さんと(2017)

私たちは企業人で構成する奉仕団体です。つまり会員ならびに会員企業は常に公明正大な商取引をし、適正な利潤を得た上で社会還元しているのです。その指針となるのが『四つのテスト』。私たちロータリアンは商取引はもちろんのこと、すべて「言行はこれに照らしてから」行うことが求められています。

  • 真実か どうか
  •  
  • みんなに公平か
  •  
  • 好意と友情を深めるか
  •  
  • みんなのためになるか どうか

1932(昭和7)年にハーバート・J・テーラーが自らの会社再建のために掲げた倫理訓です。1943(昭和18)年にRI理事会は職業奉仕プログラムの構成要素とし、ハーバート・j・テーラーがRI会長となった1954-55(昭和29-30)年度に著作権をRIに移譲しました。

奉仕というと清掃奉仕活動に代表されるような社会に対するものを想像しがちですが、ロータリークラブでは個人や企業へ、そしてクラブへ向けた奉仕をも含めて五大奉仕と呼んでいます。ところが5つに分けてみたものの、境界があいまいな事例も存在します。例えば交換留学。一応の分類は国際奉仕であるものの、送り出す、あるいは受け入れる学生さんは青少年ですし、同時に社会に奉仕しているとも考えられます。また、クラブ奉仕と職業奉仕は私たちロータリアンが豊かになるための方策ですのでホームページでわざわざご紹介するほどのものではないのかも知れません。今治ロータリークラブではこのような取り組みをしているのか、という程度でお読みいただければ幸いです。